私は毎朝、妻がいれてくれたコーヒーを飲みます。
コーヒーは2~3割りほどの牛乳が入っています。
味もまろやかやなりますが、腸の活動にも影響を与えるようで便秘になりません。
そういえば、牛乳を飲んでお腹がゴロゴロしてくるという話は、私が子供のころによく聞かされた話です。
当時はどうしてそうなるのかなんて考えもしませんでした。
しかし、飲食の仕事に従事している者としては知っていなければならないと思い、調べたことがあります。
そのためには牛乳が日本で飲まれるようになった歴史を知るのも必要でした。
牛乳は古代エジプトやメソポタミア地方で、紀元前8000年頃には家畜として山羊や牛を飼い、その乳を利用していたことが遺跡からわかっています。
日本ではどうかというと、牛乳を利用して固めた「蘇(そ)」というものを天皇に献上する制度もあって、奈良時代や平安時代には、日本各地で酪農が行われていたようです。
平安時代の末期になると、武士の勢力が台頭してきます。
牛よりも軍用の馬の需要が高まり、酪農はどんどん衰退していきました。
室町時代に乳製品が作られたという記録はあるようですが、牛乳を飲み物として飲んでいた記録は乏しいようです。
そんな牛乳が日本に定着したのは明治時代になってからです。
明治政府も積極的に牛乳の製造を後押ししました。
その後、昭和30年代に学校給食に牛乳が取り入れられて現在のような身近な飲み物になりまた。
つまり日本で身近な飲み物になったのは、ここ50~60年です。
さて本題です。
牛乳には乳糖(ラクトース)とう二糖類が約4.5%含まれています。
乳糖はラクターゼという消化酵素で、グルコースとガラクトースという単糖類に分解され小腸から吸収されます。
永いこと牛乳を飲む習慣がなかった日本人は、この消化酵素ラクターゼが不足している人が多いということです。
ラクターゼが不足して分解されない乳糖は、小腸で吸収されず大腸に行きます。
この結果大腸内の浸透圧を上げてしまい、腸壁から水分が染み出し、便が軟化して下痢が発生するのです。
さらに、腸管内の微生物で乳糖を利用することのできる種類が、その働きによって乳酸や二酸化炭素を発生させます。
これらの酸により便のpHが6を下回ると、大腸を刺激して大腸の運動を高めてしまうことも下痢の原因となります。
この症状のことを乳糖不耐症というそうです。
日本人には程度の差はあれ、この症状を起こす人が多いようです。
おそらく私もその一人。
ですから私は一度にたくさんの牛乳は飲まないようにしています。
朝の妻の入れるコーヒーに入っているくらいが丁度良いです。
気になる方は、あらかじめ乳糖を分解して売っている加工乳もあるらしいので、そちらを利用するのもいいでしょう。
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